事業承継における２０２５年問題：二代目社長・後継者応援企画

電子書籍『二代目社長のための社内人間関係の教科書』を無料で公開【期間限定：２０２５年６月３日～１７日】
２０２０年８月発売時 Amazonランキング９部門１位

事業承継の2025年問題、後継者不足が問題となっています。当社労士事務所は、現在、５割超が二代目社長・三代目社長の会社様です。加えて後継者が既に決まっている会社様も非常に多いです。つまり、当事務所のお客様の中心は、事業承継が終わった会社やスムーズに進みそうな会社様です。

 

ところが、事業承継を終えても、二代目社長が会社を変えるのは本当に大変なんだとご相談を受けていて痛感します。会社を時代に合わせて変えていかないと存続すら大変な世の中ですが、事業承継はゴールではなく、スタートなのだとお客様企業のお手伝いをしていて思うに至りました。オーナーは先代の社長のままで、会長職や相談役として残っている場合もあるでしょう。そうすると、自分の思い通りにはなかなかなりません。無理に会社を変えようとすると、今まで会社を支えてくれていた役員が会社を辞めていきます。先代社長と比較され、何をしても反対する社員もいます。先代の社長との対立、会社を支えてきた役員の退社、そして、社員との関係と、社内をまとめるだけでも大変です。

 

これは、事業を承継した後継者の方が悪いわけではありません。よく起きる普通のことです。「自分の思い通りに全てを行える創業社長よりも、手足を縛られた後継者の方が大変なのではないか？」と思うときがあります。しかし、これほど、重要な問題にもかかわらず、事業承継・後継者問題の書籍は税を初めとした法律や後継者としての心構えが中心で、人間関係の問題を扱った著書は極めて少ないのが現状でした。リーダーシップも組織改革も結局は人間関係の問題といって良いにもかかわらずです。

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実際、本書籍を出版した2020年当時は、Amazonサイト内で「後継者（２代目社長）に関する人間関係」「後継者　人間関係」に関する類書はほとんど見つかりませんでした。「二代目社長のリーダーシップ」「二代目社長の組織改革」についても同様です。

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そこで、事業承継した社内の人間関係でがんじがらめになっている２代目社長が会社を変えようとする際に、スムーズに進めるヒントをご提供することを目的として出版しました。

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​しかし、本書は2022年の年末に出版を停止いたしました。理由は、当事務所では就業規則の無料コンサルティングを行っていることもあり、そのコンサルティングを受けたいただきたかったからです。日数は１日限りですが、時間に関しては制限を設けずに実施しています。時間の制限なく行っているのは、公的機関から派遣される専門家などは別にして、就業規則の専門事務所としては極めて少数だと自負しています。​しかし、無料コンサルティングは月の上限数があるということもあり、２０２５年問題を迎え、本書を無料で公開することにいたしました。​